(続)やっぱりコラーゲンは凄いらしい

前回のブログの続きです。

コラーゲンは40代から急激に減少するということです。

で、コラーゲンやそのサプリメントの効果がより現れやすいのが50代以降の女性だそうです。

それは、コラーゲンが体内で減った状態にあるので、それを補ったり増やしたりする成分の効果が出やすいということです。

代表的な効果を羅列していくと

・セルライトの減少

・BMIの低下

・髪質改善

・シワやハリの改善

などです。

そして、女性に多いと言われる「骨粗鬆症」ですが、これもコラーゲンの摂取で改善されるようです。

 

あと、様々な相関関係を調べたデータによると

「肌のハリを失っている人は、骨も弱い」

「肌のハリを失っている人は、血管老化も進行している」

「コラーゲンいい状態でキープできている人は髪のコシもある」

「骨も強く、血管老化が進行していない人は、見た目も若い」

 

等々あるようです。

言えるのは、見た目が若い(健康的)であれば、体内も若い(健康的)である場合が多い、と言うことは、体内が若い(健康的)であれば見た目も若く見える事が多い!と言うことのようです。(この見た目はナチュラルな状態で見ないとわからないですけど)

 

特に女性にとってはお肌のハリは重要らしく、健康寿命にも影響するのだとか!?

内面から若々しく綺麗に保っていると言うことは、大事なことなんですね。

 

やっぱりコラーゲンは凄いらしい

unagiudon久しぶりに大学の授業の話。(上の写真はこの後の話題で関係があります。)

先日の授業は本当に実用的だった!食品に関わる仕事をしていない方でも、聞いて損はないと思います。

ので、その内容を僕なりに書き留めます。

 

以前のブログでもコラーゲンの事は書きましたが、少し情報が薄かったですね。

https://mugiyateishu33.theblog.me/posts/921251

先日は、どのような方にコラーゲンが良く作用をし、結果どうなるのかと言った内容です。

以前はコラーゲンを食品としてとっても胃でアミノ酸になってしまうので、効果がないとされていいました。しかしここ最近では、直接コラーゲンにはならないが、コラーゲンを作れ!と言う指令を出す物質が出るので、結果コラーゲンが体内で増えると言うことになる、という解釈になっているようです。

人間の中の水分を飛ばすと、約30%はコラーゲンだそうです。

現在の健康食品、美容食品市場を支えているのは50代以上の女性で、彼女たちが何を求めているかで、流行が変わってくるそうです。

2010年くらいまではコラーゲンとヒアルロン酸が2トップ。

2011年くらいから様子が変わってここ数年はグルコサミンとプラセンタが2トップです。

又女性の年齢による関心も、30代までは表面的な悩み。例えば「しみ」「そばかす」「毛穴」「ニキビ」と言ったもの。

そして45歳を過ぎてくると内面から来る「たるみ」「シワ」が1番の悩みになるのです。

ちなみに40歳から44歳はその両方が悩みとして上位に来ています。

その「たるみ」や「シワ」に効果的なのが、肌のハリを保つコラーゲンです。

コラーゲンは40代あたりから急激に減り始めるようです。しかも紫外線を浴びていない腹部や骨のコラーゲンも減って来るのです。

骨にコラーゲン??

ってお思いの方もいると思いますが、骨はコラーゲンの繊維にカルシウムがくっついたものだそうです。だからコラーゲンがもろくなると、いくらカルシウムを摂ってもグラグラの柱にセメントを塗っているようなもので、効果が出にくいようです。

 

じゃ、コラーゲンを体内で増やすには何を食べればいいんだ!?

 

そうですよね。

このあたりの情報に詳しい方なら定番の「牛すじ」や「手羽先」など

見た目にも「コラーゲンたっぷり!」な食品は鉄板です。

あと、モツとか魚系でもブリや鰻ですね。

特に鶏肉系はコラーゲンが豊富なで、高タンパク低カロリー、低脂質な部位が多いですからね。

そして、食べ合わせとしてはビタミンCや穀物系の食物繊維がいいそうです。

そう、穀物系の食物繊維を多く含んでいるのは「麦」系です。本当に多いのは「大麦」ですが、「小麦粉」もあなどれないですよ!

食物繊維だけで見れば白米より小麦粉の方が多いのです。モツ鍋の〆にうどんはアリなんですよ。

 

そして、このコラーゲン効果が現れやすい年代は50代以上の方なんだそうです。

 

その理由は、、、

 

長くなったのでこの次のブログで書きたいと思います。

今回の学びは多かったので、お伝えしたいことが山ほどあります!

では次回。

うなぎパワー!

土用の丑の日が1週間以上だったというのに、今頃うなぎ記事か!とお思いでしょうが、お許しを。。。

さて、最近トライアスリートというよりはランナー寄りになってきた毛利です。

それはなぜかと申しますと、「四万十川ウルトラマラソン(100km)」に出場する為です。

2年前に初めてのマラソンで四万十ウルトラの100kmを走って、その時の目標は完走でした。一応完走はしたものの、その練習過程とは100kmを目標とされている方たちに申し訳ないほどの内容で、今思うと自分でもあの練習でよく完走したよな、と思う内容でした。

今年は2年前のタイム(13時間40分くらい)を約3時間縮める10時間台を目標としておりますので、2年前のぬるい練習ではいけないのです。

幸い四万十で一緒に練習する仲間もできて、楽しく長距離練習をしております。

そして、先日の日曜日、今シーズンの練習では最長となる50km練を敢行しました!

参加者は私を入れて3名。いや〜一人じゃなくて良かったですよ(^^)

みなさん100kmのタイムでは、全然上を行く方たちです。胸を借りての練習です。

それと、8月7日にした理由の一つには、四万十川で一番有名な沈下橋でもある「岩間の沈下橋」のほとりで「うなぎ祭り」が開催されている!というのも大きな理由です。

50km走った後にうなぎを食べる!!というモティベーションで乗り切ろうとしていたわけです。

参加者の都合もあり、11時までにはうなぎににありつきたいと、朝5時半スタートです。

今回の練習コースは、ウルトラマラソン本番にもある峠克服も兼ねています。

沈下橋を渡り

最大斜度18%の激坂を登り

うなぎ祭りにたどり着きました。

ここで、一応大学で食品のことを科学的に学んでいる身として、

うなぎの栄養素について書きたいと思います。

うなぎの栄養素でまずあげられるのはビタミンAです。

ビタミンAは欠乏症になると「夜盲症」になります。

そして、風邪やウイルスに強い体を作ってくれるという役割もあります。

その他にはビタミンB1です。

ビタミンB1は欠乏症になると脚気になります。肉体疲労も起こってきます。

これは、ビタミンB1がグルコース(糖)の代謝を促進するからで、アスリートにとって積極的に摂りたい栄養素の一つですね。水溶性ですので過剰摂取の心配もありません。心配なのは摂りすぎによるお財布の中身です。

動物性食品では豚肉に多く含まれています。

そして脂肪酸としてDHAやEPAといったオメガ3系の多価不飽和脂肪酸もイワシほどではないですけど含まれています。

このオメガ3系の脂肪酸は悪玉コレステロールの数値を抑制したり、血液の流れを良くしたりする効果があります。

これも嬉しい栄養素ですね。

そして、美容的効果としてうなぎの皮周辺にはコラーゲンも豊富です。

食べた時の触感として「コラーゲン多そう!」という感じですよね。ぷりぷりっとして。

コラーゲンは肌のハリや潤いの他に、血管や粘膜にも作用して老化を抑制してくれます。

ってことで、

50km走った後のご褒美とともにいただきます!

(ちなみに写真の女性は、今回50kmをご一緒したスーパーママさんです。小学校〜大学まで陸上部だった筋金入りの長距離ランナー!後輩にはリオオリンピック代表選手もいるようです。)

四万十ウルトラマラソンは10月16日です。

四万十川を健全な大人たちが駆け抜けます。

応援をよろしくお願いいたします!

除菌、抗菌、殺菌 どれがいいの??

7月25日、26日と食品製造者としてはこれから必須となる

「HACCP(ハサップ、ハセップ)」の講習会にどっぷり浸かってきました。

座学が丸2日も続くと、慣れていないものとしてはなかなかこたえます。。。

この勉強は食品製造業者向けですので、私ども食品メーカーが消費者の方に安全、安心な食品を提供するためにするべき内容がほとんどで、一般の方には直接は関係の無い事柄ばかりでした。(そりゃそうですよね)

でもその中でこれは食品業者だけでなく一般消費者の方も知っておいたらいいかな、という事を習いましたので、紹介したいと思います。

よくCMで「抗菌コート」とか「殺菌成分」とか「除菌スプレー」とか聞きますよね。

この「抗菌」「殺菌」「除菌」てどう違うのか知っている方って少ないのでは無いでしょうか?

こういった商品を作っているメーカーは嘘は言っていません。しかしこの用語がどのような意味かを知らないと「イメージ」だけでよさそうに思ってしまうのです。

では、世界基準のHACCP講習会で習った用語説明です。

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1、滅菌・・・全ての菌を死滅させること。主に器具を対象とした用語。

2、殺菌・・・「菌を殺す」という意味。どの程度殺したかは問わない。その為「99%殺菌」などと表現される。

3、消毒・・・付着、又は含まれている病原性微生物を殺し、数を減らすなどして毒性を無力化させること。

4、除菌・・・物体や空間に含まれる微生物の数を減らし、清浄度を高めること。

5、静菌・・・微生物の活動を停止又は低下させ、増殖を抑制すること。

6、抗菌・・・主に物の表面についた菌の増殖を長時間防止すること。

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以上です。

上記の中では「滅菌」と「消毒」には基準があります。

「殺菌」「除菌」「静菌」「抗菌」には基準がありません。

お近くにある、こう言った用語を使った製品を見てみてください。

ほとんどが「殺菌」「除菌」「抗菌」では無いかと思います。

講義いただいた先生によると、「99%除菌」と書いているスプレーを吹きかけても、菌というのは100万単位で存在しますので、仮に100万の菌のうち99万減らしたとしても、大腸菌であれば条件の良い環境では2時間程度で100万を超えてしまいます。

この理論からいくと除菌スプレーは2時間以内にかけ続けないといけないということになります。

が、口に入れるものならいざしらず、通常わたしたちが体で触れるものには様々な雑菌がいるので、そこまで神経質にしているときりが無いですし、健康体の大人であればその雑菌にも耐えうる抵抗力を持ち合わせています。

そう思うと、いつもいつも除菌されている便座のほうが、電車のつり革や不特定多数の方が使うドアノブより綺麗だということですね。

食品でも、思いっきり殺菌された食品もありますが、これは「保存料」とか「防腐剤」と言った類のもので殺菌されているのであって、その食品を作る光景は見たく無いと思います。

幸い麦屋のうどんは保存料、防腐剤は一切使っておりませんし、急速冷凍する前に湯がき工程があり加熱殺菌をしています。そして一気に−48度まで冷やし凍結します。

菌の繁殖が盛んになると言われるプラス47度〜25度を一気に駆け抜けますので、菌の増殖はほとんど無い状態でお客様にお届け出来るのです。

こう言った勉強をすると、流通商品が冷凍うどんでよかったな〜と思います。

今食品製造業界は(ある一部の間違った会社を除き)、消費者の方にいかに安全、安心で美味しいものを提供するかでものすごく努力をしています。しかしそれを価格に転嫁することなく、多くは自助努力で行っているのです。

消費者の皆さまもそうした食品製造者の思いを少しでも気にしていただければ幸いです。

そして、指定された保存方法や調理方法で召し上がってください。

間違った保存や調理で食べられますと、せっかく美味しくいただけるはず、安全にいただけるはずのものが、「美味しくない」や「食あたり」と言った悲しい結果につながるかもしれないのです。