準備はしっかりしましょう

そんなこと言われなくてもわかっているはずなのですが、飲食店を開業する際、多くの方が忘れてしまいがちな事なのです。

 

ほとんどの方が飲食店を始める際、店舗を「賃貸」されるのですが、その家賃は準備期間も払わなくては行けません。当然ですよね。

手持ちの資金の事も有り、なるべく早く開店したいと思うのが普通の心理です。

 

しかし、開店作業に慣れていない個人の飲食店様や初めて飲食店をされる方などは、開店までに思いも寄らない作業や申請業務、雑務に追われ、本来の準備に時間が割けない事が本当に多いのです。

 

それでも、少しでも早く売上を上げたいが為、準備不足、スタッフの教育不足、人手不足で開店をしてしまいます。だいたいそうです。

 

で、そもそも開店のPRをしていないから始まり、

・オーダーを取りに行くのがあまりに遅い

・メニューがわかりずらい、もしくは無い

・料理の提供時間が遅い

・テーブルへ置く調味料の種類不足、もしくは無い

・レジを店長や料理長しか打てない

 

などなど様々な問題点、至らぬ点が多く出て、最悪告知不足によりお客様が来ない場合だってあるのです。又せっかくご来店頂いたお客様にも不快な思いをさせてしまいます。
1度よい思いをしなかったお店にもう1度訪れるなんて、よほど心の広い方以外有りません。

 

強い思いをもって始めるお店ですから、少しオープンがおくれるくらいは我慢して、万全の準備までとは行かなくても、しっかりと準備を整えてオープンをしましょう。プレオープンを挟むのも良いと思います。

 

そして、オープン時は多少人件費がかさむのには目をつぶって、少し多めのスタッフで挑まれるのをおすすめします。スタッフも慣れていませんし、お客様もお店のルールやメニューに慣れていませんので、より行き届いたサービスを提供するという意味でも、そしてなるべく多くのスタッフに経験の場を与えるという意味でも、そのようにされる事が良いです。

 

そして2週間〜4週間後から適正な人数へとシフトすると良いですね。

 

なにはともあれ、最初からお客様に不快な思いをさせないよう、準備はしっかり行って下さい。