うどん店を出店するにあたっての注意点

まずうどんと言う食べ物は、一般的に「安価なもの」とされているという事が前提としてないと失敗します。

それをふまえた上で、創作系のうどんメニューの増すのか、セルフスタイルにするのか、従来型のフルサービス系にするのか、カレーうどんや鍋うどんなどの専門店にするのかを考えます。

価格帯で言うと
セルフ < フルサービス系 < 創作系 < カレー系
(カレー系) (創作系)

です。

味の種類でいくと
醤油ベース(シンプル系) < 醤油ベース(天ぷら系) < 創作&カレーのこってり系

です。

これから新規出店でうどんをメインで考える場合、従来型のフルサービス系だと、天ぷらなどのトッピングが充実していないと、なかなか客単価が厳しくなってきます。

創作系のうどんとなると、はまった場合は良いのですが、パスタとの差別化をどうするのか、とかお店の立地やお客様の層と言った問題もありますので、よく考えた価格設定にしないといけません。

セルフ系ですが、大手のチェーン店との違いを打ち出す必要があります。
あまりに安いと利益が出てきませんし、高いとお客様に選ばれる機会が少なくなります。特に四国で開店をする場合は、うどんに対して相当価格にシビアだという事を頭に入れておかないと、必ず失敗します。

味につきましては、千差万別、地域性もありますので店主が美味しいと思うものを提供されれば良いと思います。しかしあまりにこだわりすぎても、それがお客様に伝わらない、もしくはそれほど味を左右しない場合があります。

皆様は「プロ」ですので、うどんの価格と相談しながら、その中で出来る限りお客様に満足頂ける味やサービスを提供する事、そしてそれをより長く続ける事こそが使命なのです。

苦手な事は思い切って辞めてみる

うどん店をはじめ、お昼主体のメニューを主に扱う飲食店さんの多くは、
夜のメニューの単価の高さやお酒の売り上げがある事をうらやましがります。

そこで、夜の営業時間を長くしたり、夜のメニューを充実させたり、お酒のメニューを増やしたりしますが、だいたいのお店は挫折します。

その逆もあり、夜だけ営業している飲食店(居酒屋さんやイタリアン系のお店)では、せっかく店舗を借りているのだから、ランチタイムも営業すれば少しは売り上げになるだろうと考えやってみます。しかしだいたいのお店(個人店が主)で断念します。
単価が安くばからしくなってくるのでしょう。

立地やメニュー構成によって様々ではありますが、総じてうどん店は昼が強いものです。にもかかわらず夜を強くしようとして失敗するケースを多く見て来ています。

小さな飲食店を自ら調理場やホールに立って経営をされている方にとって

「少しでも売り上げを!」

と言う気持ちはすごくわかります。私もその1人でしたから。
しかしそれと同じ位「休む時間」も必要なのです。

ずーっと厨房などにいて働いていると、新しい取り組みや新作メニューの開発、店の事を客観的に見て改善したりする余裕が無くなってきます。

うどん店にかかわらず夜の営業が苦手な飲食店は、「夜をやらない」と言う割り切りも必要です。

そして空いた時間を自店舗の改善や新作メニューの開発、自身のスキルアップやスタッフ教育、お店のPR活動などに使ってみてはいかがでしょうか?

もし可能なのであれば、自家製麺の通販やご近所への配達などをされても良いかもしれませんね。

苦手な事は思い切って辞めてみるのも、現状を打破するきっかけになるかもしれませんよ。

四万十鶏入りカレーうどん( curry udon )

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写真は今年の夏に新発売となったカレーうどんです。麦屋の万能つゆを入れて作ったカレールーは旨味と辛みがほど良く合わさって食欲をそそられます。ルーがしみ込んだ四万十鶏はやわらかくてジューシー。モチモチの極太麺とのヒット&セット商品です。(写真は普通麺です)

this is our brand-new menu, chicken curry udon!  we made this tasty & spicy curry soup with our udon soup. as you can see in the picture, big cut chickens are in it!  let’s warm up with oisi- curry udon !!!

奥四万十 うどん工房 麦屋

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

本年も麦屋のうどんを宜しくお願い致します。

皆様の期待に添えるよう、おいしいうどんを作って参りますので、ご支援を宜しくお願い致します。

2014年、皆様にとって良い年でありますように!

簡単ではございますが、新年のご挨拶とさせて頂きます。

うどん工房 麦屋一同